自宅の軒下やベランダ、玄関などにハチの巣を見つけたとき、「業者に頼むと高そうだし、自分で何とか駆除できないかな?」と考える方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、巣を作りはじめたばかりの「初期の巣」であれば、ご自身で駆除いただくことは可能だと思います。しかし、ハチの種類や巣の場所、時期によっては中途半端な対処をすることでハチを怒らせてしまい、近隣まで巻き込んでより危険な状態になってしまうことも…業者を検討される頃には既にハチ被害が広がっており、本来なら短い時間で終わる作業も、近隣の方への状況説明や安全確認しつつ、興奮したハチたちを全て駆除するのに時間がかかるケースもございます。
この記事では、ハチ駆除専門業者であるハチハチドットコムが、「自力で対処できる巣」と「業者に頼むべき巣」の見分け方や、「ご自身で対処する場合の注意点」などをご紹介します。
ハチの巣を見つけたら、まず確認したい3つのこと
そもそも、ハチの巣があったとしても絶対に駆除が必要なわけではありません。巣のある場所や時期によっては、そのまま様子を見ても良いケースがあります。
ご自宅でハチの巣を見かけた場合、まずは落ち着いて距離を取り、次の3つを確認してみてください。
①放置しても良い巣、すぐ対処すべき巣のどちらか?
実は、当店へご相談いただいた場合でも、現地で状況確認後に危険度が低いと判断した場合は、「駆除せず様子見で大丈夫だと思います」と、ご提案させていただくことがあります。
と言いますのも、ハチは生態系に必要な益虫の側面もあるからです。ハチも迷惑をかけようと巣を作っているのではないので、習性や問題ない状況であることをご理解いただけるのであれば、駆除せずとも安全のまま、今年のシーズンが終わるまで共存できることもあります。
※もちろん、ご希望があればすぐに駆除作業へ移ります。
必要以上にハチ被害の不安を煽って無理矢理駆除を誘導するのではなく、お客様の環境やご要望に合わせて、柔軟にご対応しておりますのでご安心ください。
ハチの巣を駆除するかどうか、判断の目安になるのは「巣のある場所」と「人との距離」です。
様子見でOKと判断されやすい巣
- 人がほとんど通らない場所
- 普段は近寄ることがない庭の端っこ
- 使っていない小屋(物置)
など
ハチは、こちらから巣やハチに近づいたり、刺激したりしない限りは、むやみに人を襲うことはありません。生活の動線からかなり離れた場所であれば、そのままシーズンが終わるのを待つという選択もできます。
特に、「11~12月頃」の冬場になると、ミツバチや女王蜂以外は死滅しており、新しい女王蜂は別の場所で冬を越すために元居た場所から離れます。習性上、冬は巣が空になりますので、この時期に見つけたハチの巣は放置の対象となりやすいです。
すぐに対処した方が良い巣
- 人の出入りが多い場所
- 子どもの通り道(通学路)
- 玄関の上やベランダ
- スズメバチの巣
など
こうした場所では、普段通りに生活しているだけでも物音や振動などで、知らないうちにハチを刺激してしまい、攻撃されたと勘違いしたハチが刺してくる恐れがあります。実際、「庭での作業中、穴にスコップを入れたら刺されてしまった」、「久しぶりの自転車に乗った瞬間にサドルの下からハチが出て来て刺された」など、生活圏内での被害事例をよく聞きます。
また、ハチの種類の中でも特に攻撃性が高い「スズメバチ」の場合は、離れた場所だったとしても、見える範囲に居るのであれば駆除しておいた方が安全です。
これらの状況の場合は様子を見ずに、早めに対処をご検討ください。
②巣の大きさは、自分で駆除できるほど小さい「初期の巣」か?
ご自身で駆除できるかどうかの目安は「巣の大きさ」と「働きバチ」がいるかどうかです。
「3~5月頃」であれば、作り始めたばかりの小さい巣を見つけることがあると思います。
このような比較的早い段階の巣は、女王蜂1匹しか居ない事が多いので、市販のスプレーをかけて放置すれば、巣が大きくなる前に駆除できる可能性が高くなります。
ただし、スプレーをかける前に、巣の周りをよく観察しておかないと、思わぬ被害に遭うことがあります。
よくある事例としては、以下のようなパターンです。
- いないと思った働きバチは外出していただけで、巣に戻ってきた際に刺される
- 駆除後、巣を取ろうとしたら働きバチがまだ中に残っており、出てきた際に刺される
- 巣が1つだと思ったら複数あり、他の巣から出てきたハチに刺される
- 働きバチが巣の中に隠れており、スプレーをかけた際に大量に出てきて刺される
- スプレーが甘く、仕留めきれなかったハチが興奮して近隣にも飛び散ってしまい、被害が拡大する
「巣が小さいから大丈夫」とか、「スプレーがあるから大丈夫」など、油断している状況ほど刺されてしまうケースが多く見られます。
ハチを見つけた時に「巣が大きい」、「ハチの数が多い」など、少しでも危険を感じるような状況でしたら、ご自身で対処するのではなく、業者へ相談いただくことをおすすめします。
③ご家族に刺されると危険な方がおらず、安全に駆除できる状況か?
たとえ巣が小さかったとしても、次のいずれかに当てはまるご家庭の場合は、ご自身で駆除するのは危険です。
ハチ被害で一番怖いのは、刺されたことによる「アナフィラキシーショック」です。
これは、ハチの毒に対して体が過剰に反応する強いアレルギー症状のことで、早ければ30分以内には血圧低下による意識不明、喉の腫れによる呼吸困難などが発生し、そのまま窒息死するケースもあります。
一般的には「スズメバチ」が危険である事は認知されていますが、このアナフィラキシーショックは「アシナガバチ」や「ミツバチ」でも起こります。実際に、2024年にアシナガバチに刺され、救急車を待っている間に亡くなった方もいらっしゃいますので、スズメバチ以外でも油断はできません。
また、「2回目に刺されてからが危ない」とよく言われますが、初めて刺された場合でも、その人の体質などで症状が発生してしまう可能性も十分ございます。
ハチの巣は後からでも駆除ができますが、刺されてしまってからでは取り返しがつきません。
ご家族とご自身の安全を確保できるかどうかを基準に、ご自身で対処するか、業者へ駆除を依頼するかを判断いただければと思います。
ハチの巣を自分で駆除する場合の手順と注意点
ご自身で駆除される場合は、できるだけ安全に作業を進めるためにも、次の手順を参考にしてください。
1.ハチの巣を観察し、「女王蜂」しかいない事を確認する
これまでにご説明した通り、ご自身で駆除できる巣は「作り始めたばかりの小さい巣」に限ります。
初期の巣であれば、女王蜂1匹とハチの巣の対処で済みますが、見つけた時に働きバチが見当たらないだけの場合もあります。可能であれば、離れた場所から1日ほど様子を見て「ハチが1匹しか居ないかどうか」を、必ずご確認ください。
2.ご家族と近隣の方へ、事前に駆除することを伝える
スプレーをかけると、驚いたハチが周囲に飛び散ることがあります。駆除する日時と場所を予め伝えておき、その間には近くに来ないようにしてもらいましょう。
3.ハチ駆除に必要な道具と、安全な服装を準備する
用意するものは、以下の通りです。
- ハチ用殺虫スプレー(ピレスロイド系や、フタルスリン配合のもの)
- ご自身を守る服装(厚手の服、首元を守るためにマフラーやタオルなど)
- 軍手(厚手のもの)
- トング(巣やハチの回収のため)
スプレーは、ドラッグストアやホームセンターで販売されています。
また、暑い時期でも、必ず「長袖」「長ズボン」などの肌の露出が少ない服装をお選びください。ハチは黒いものを攻撃しやすいとされているため、白っぽい服がおすすめです。
4.スプレーをかけたあとの退路を確保する
ハチにスプレーをかけたあとは、すぐにその場を離れる必要があります。
実行する前に、「どの方向へ逃げるか」、「どこに避難するか」などを予め決めておき、その間の障害物は別の場所へ移動させて退路を確保しておきましょう。
避難先は、ハチの様子を安全に確認できる場所を選んでおくと安心です。
5.ハチと巣にスプレーをかけ、速やかにその場を離れる
準備が整ったら、ハチと巣にスプレーを全力で噴射してください。
スプレーをかけられたハチは興奮して飛び回ることがあるため、近くにいると刺されるおそれがあります。かけ終わったらその場に留まらず、予め決めておいた避難先へすぐに移動しましょう。
6.スプレー後、1週間ほど様子見してからハチの巣を取り除く
万が一、働きバチがいた場合は巣に戻って来る可能性があります。
スプレー噴射後も1週間ほど様子を見ていただき、ハチが完全にいない事を確認してから巣を取り除きましょう。
また、死んだハチでも針に触れると刺されることがありますので、必ず軍手やトングなどを使って、触らないように死骸や巣を回収してください。
回収後のハチの死骸や巣は、一般的には「燃えるゴミ(可燃ごみ)」として扱われることが多いですが、分別ルールは自治体ごとに異なりますので、お住まいの地域のルールに従って処分してください。
ご自身で駆除する際、特に気を付けていただきたいのが「戻りバチ」です。
少し想像してみてください。
もし、あなたが自宅へ帰ってきた時に家が跡形もなくなっていたら、きっとパニックになりますよね。予想外の出来事に冷静な判断ができず、思わず周りに感情的な態度をとってしまうかもしれません。
ハチも同じで、自分の家(巣)が突然なくなっていると、混乱して興奮状態になります。そして、近くで動くもの(人や動物)を外敵とみなし、攻撃してくることがあるのです。
ご主人がスプレーで駆除したつもりの巣に「外出していた働きバチ(戻りバチ)」が帰って来てしまい、何も知らずに帰宅したご家族が巣の近くを通ったことにより、戻りバチに刺されてしまうような事例もあります。
こうした戻りバチの被害は、駆除したあとの対策で防ぐことができますが、その対策をご自身で行うのはなかなか難しく、ここが業者に依頼するかどうかの大きな分かれ目となります。
「自分で駆除するか、業者に頼むか」で迷われている方は、次の章も参考にしていただければと思います。
ハチ駆除業者へ依頼する前に知っておきたいこと
インターネットで検索するとハチ駆除業者はたくさん見つかります。
料金もさまざまなので、「どこに頼めばいいか分からない」と迷われる方も多いと思います。
ぜひ当店へお任せいただければと思いますが、残念ながら当店の対応エリア外の場合もありますので、どの業者へ依頼される場合でも役立つよう、業者選びで失敗しないためのポイントをご紹介します。
ハチ駆除業者と自分で駆除するときの違いは?
個人とプロの駆除で最も差が出るのは「駆除した後の対策」まで行えるかどうかです。
巣を取り除いただけでは、巣跡やその周辺にハチの「フェロモン」が残っております。
フェロモンが残っていると「ここは巣を作った実績のある場所なんだ」と判断され、来月や翌年に、同じ場所へ再び巣を作られることがあります。目の前のハチの巣については、これまでにご説明した方法で対処できますが、その後の対策まで行うのは、個人やハチ駆除の知識が浅い業者では難しいのが現状です。
ハチ駆除に精通しているプロの場合は、巣の駆除に加えて、巣跡の清掃・忌避剤の散布・トラップの設置などを行い、フェロモンを消した上で「戻りバチ」や「再営巣」の対策をします。
当店でも、駆除作業後は薬剤などを活用し、フェロモンを完全に消すことを徹底しております。ハチからすると「この場所に巣があったことがわからない」状態まで戻すため、作業後は安心してお過ごしいただけます。
また、テレビなどでよく見かける「たくさんのハチが周りを飛び回る中で駆除している映像」は、見栄えをよくするための演出によるものがほとんどです。
実際の現場では、どちらかというと暗殺みたいにサクッと終わるようなイメージです。
大量に飛び回っているということは、ハチを刺激して興奮させている状態のため、近隣の方まで被害が出る可能性があり大変危険です。飛び回ってしまうと時間もかかりますので、ハチを刺激しないように細心の注意を払い、静かに、迅速に作業を終わらせることが基本的な対応となります。
お客様はもちろん、ご家族様や近隣の方、そして、私たち自身の安全を守りながら作業することが、プロのハチ駆除業者のあり方だと考えています。
ハチ駆除依頼は、どこへ相談したらいい?
ハチの巣の駆除は、当店のような「民間のハチ駆除業者」へ依頼するほか、お住まいの市役所や保健所などの自治体でも、相談を受け付けている場合があります。
自治体によっては個人宅へのハチ駆除依頼は受け付けていない地域もありますので、市役所や保健所のホームページを確認するか、窓口へ問い合わせてみてください。
自治体で対応していない場合や、早めに対処したい場合は、ハチ駆除業者へ直接依頼することになりますが、その際は業者選びに注意が必要です。インターネットで検索すると多くの業者が見つかりますが、中には悪徳業者もいるため、料金だけで決めずに慎重に比較することが大切です。
もし、お住まいの地域が「大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県」の方であれば、当店で対応が可能です。
出張費・お見積りは無料となりますので、お気軽にご相談ください。
仮に当店でなくても、作業前に「作業内容や施工方法」、「ハチの種類の特定」などを、しっかりと説明できる業者を選んでいただければ、安心かと思います。
ハチ駆除の相場や、安い業者を選んだリスクは?
ハチ駆除の料金は、ハチの種類や巣の場所、依頼の時期、施工方法によって変わります。当店の経験上、アシナガバチで「1~2万円」、スズメバチで「2~5万円前後」がひとつの目安となります。
一方で、料金の安さだけで選ぶと、以下のようなリスクが潜んでいる可能性があります。
とはいえ、金額が高ければ必ず良い業者ということではありません。
パッと現場を見ただけで、説明もなく金額を提示している業者は「悪徳業者」か「素人業者」の可能性が高くなりますので、どの業者へ相談したとしても、金額の内訳を必ず確認してください。
お見積りの際に、業者の方から「金額の内訳」「施工内容」「ハチの種類」の説明があり、最終的に依頼するかどうかをゆっくり決めさせてくれるところであれば、比較的安全な業者だと言えます。
上記に加えて「作業後に追加料金が発生することはありますか?」と一言聞いておくと安心です。
また、「相見積もりをしていいですか?」と聞いた時に、嫌な顔をしていないかも判断材料となります。
相見積もりを拒否されたり、お客様へ「すぐやらないと危険です!」などと判断を焦らせるような言葉があれば、ボッタクリをしようとしている悪徳業者の可能性が高いと思われますので注意してください。
ちなみに、ハチの種類の中でも最も危険な「スズメバチ」に関しては、場所と時期でかなり危険度が変わるため業者によって金額に差が出やすいですが、基本的な駆除作業だけで10万円を超えることはほとんどないと思います。
少しでも金額や業者の態度に違和感があればその場で決めず、ご家族の方へ意見を聞いたり、ほかの業者からも見積もりをとって比べてみることをおすすめします。
ハチ駆除業者が到着するまでの過ごし方や準備するものは?
業者が到着するまでの間は「ハチの巣に何もせず、なるべく離れて過ごす」ことが一番安全です。
ハチは、巣に何もされなければ、基本的に自分から襲って来ることはありません。駆除するまではご不安かと思いますが、以下を参考に落ち着いて行動していただければと思います。
庭や玄関、軒下、ベランダなど、家の外に巣がある場合
巣が外にある場合は、なるべく家の中で待機してください。
やむを得ず巣の近くを通る必要がある場合は、なるべく巣から距離を取っていただき、ハチを刺激しないよういつも通り移動していただく方が安全です。変に走ったり、声を荒げたりすると、攻撃とみなされて襲って来る場合があります。
また、巣から少し離れているハチを見掛けたとしても何もしないようにお願いします。
1匹だけでも駆除しようとスプレーをかけてしまうと、その瞬間に怒ってしまい、危機を察知した他のハチたちが集まってくる可能性がありますので、基本的に「何もしない」ことが重要です。
室内に入ってきた場合
屋根裏や床下に巣がある場合、ハチが室内に入って来ることもあります。
その場合、ハチがいると分かっている部屋を密室にして、他の部屋で待機してください。
もし、玄関やベランダなどからハチが入ってきてしまい、ワンルームで逃げる部屋がない場合は、外に逃げるのも一つの案となります。
夜間にハチの巣を見つけた場合
もし、深夜などの夜間帯に部屋にハチがいると分かった場合は、頭を低くしてその部屋から離れてください。
ほとんどのハチは夜目が効きません。(1種を除く)
暗い場所だと目がよく見えず、電気などの明かりがあったとしても、ハエのように突進するだけで何もできないことが多いです。
ただし、様子を見るために暗い場所で携帯やライトなどで照らしてしまうと、その明かりにハチが飛んできてしまいますので大変危険です。ハチの様子が気になっても無理に確認しようとせず、その部屋には近づかないようにして、業者の到着をお待ちください。
業者へ依頼される場合は、事前に準備していただくものは特にありません。
業者には、「ハチがどのあたりで飛んでいたか」、「いつ頃から見かけるか」など、安全な場所から分かる範囲で今の状況をお伝えください。その後、業者が巣の場所を特定し、現在の状況や、必要な施工方法などを説明されると思いますので、あとはプロに任せていただいて大丈夫です。
現場で実際にあった、プロも驚くハチ駆除の事例
ここでは、ハチハチドットコムがこれまでに対応したご依頼の中から、特に印象に残っている事例を2つご紹介します。
「巣は1つ」のはずが…18個も見つかったアシナガバチの駆除
アシナガバチの駆除のご依頼があり、夜にお伺いした時のことです。
最初にお客様から聞いていた巣は「1か所」でしたが、その周辺を確認すると巣がもう1つあり、さらに確認を進めるうちに1つ、また1つとどんどん巣を発見し、最終的に18個もの巣が見つかりました。
アシナガバチは、人の手が届く範囲であれば、どこにでも巣を作ります。
室外機や壁の中、ウッドデッキの下、サドルの下、使っていないバケツの中、玄関の上、ポストの下、ポスト近くにある細い木の中、屋根から水を受ける雨どいの中など……どんな場所でも巣を作ることができます。
業者の場合は、ハチが巣を作りやすいところを知っていますので簡単に見つける事ができますが、ハチの習性に詳しくない方だと見落とす可能性もあります。
ご自身で駆除される場合は目の前にある巣だけで判断せず、1つ巣を見つけたら、その周辺にも別の巣があると考えてよく確認しておいた方が安全です。
子どもの部屋の壁から羽音が…屋根裏に巣を作っていたキイロスズメバチ
「2階の子ども部屋の壁の中から、ハチが居るようなブーンブーンと音が鳴るからすぐ来てほしい」というご依頼でお伺いした時のことです。
到着した時点ですでにキイロスズメバチが家の周りを飛んでいたので、屋根裏か、1階と2階の空間に巣があるのだろうとすぐにわかり、急いで駆除の準備に取り掛かりました。
作業のために子ども部屋の下にある和室へ入ると、すでに1匹が侵入していました。
ここでいきなり大量の薬剤を使うと、ハチが攻撃されたと感じて一気に襲い掛かり、かえって危険な状況になってしまう可能性があります。そのため、他のハチが出てこれないよう、和室の天井にある小さい通気口を全て綿で詰めて細工をしたあとに、侵入したハチを最小限のスプレーで駆除しました。
その後、点検口から中を覗くと、「ハチの巣の一部」と「ハチの幼虫」が床に落ちていました。
お客様より「天井には穴を開けたくない」というご要望があったため、外の侵入口と思われる場所を金網とコーキングで封鎖した後、私自身が天井裏に入り、専用の薬剤と煙をまいて「封殺」という方法で駆除を実行させていただきました。
最後に侵入口へ、戻りバチ対策のためのトラップを設置して、この日は一旦帰宅いたしました。
後日、状況の確認のために再訪問すると、トラップには大量のハチが付いており、天井裏には死骸も多数ある状態でした。それらを回収後、キレイに巣跡や綿を詰めた箇所などの作業場所を清掃させていただき、再営巣の対策をして作業完了となりました。
このように、わずかな隙間からハチが屋根裏や床下へ侵入した場合、知らない間に巨大な巣を作っているパターンはよくあります。
この時のご依頼では、お客様がすぐに気づいたことで比較的小さい「初期の巣」でしたが、空間の広さから1,000匹クラスの規模へ成長していた可能性があった事例でした。
ハチの巣は、時期が進むほど大きくなり、危険度も増していきます。
人が頻繁に通る場所なのに「巣がまだ小さいから…」と様子を見ている間に深刻化したり、逆にご自身で駆除をしようとしてハチを怒らせてしまい、対処しきれず刺されてしまうケースも多々あります。ハチの生態に詳しくない方にとっては、本当に危険かどうか、なかなか判断しづらいものです。
この記事でご紹介した「巣の場所」「巣の大きさ」「ご家族の状況」の3つを目安に、ご自身で対処できる巣かどうか判断してみてください。
悩む場合は、一度業者へ相談してみるのも安全な選択です。
ハチハチドットコムでは、駆除が必要かどうかの判断から、お見積りまで無料で承っておりますので、些細なことでもどうぞお気軽にお問い合わせください。
